脱毛はアトピー肌・敏感肌でもできる?最適な脱毛方法は?
アトピー性皮膚炎や敏感肌でも脱毛ってできるの?
アトピー肌・敏感肌の方が脱毛時に気を付けるべきポイント
子供の頃からアトピー肌の人や季節の変わり目などに敏感肌になってしまう人にとって、サロンなどで脱毛をしても良いか気になりますよね。
アトピー肌は、皮膚のバリア機能が弱い人やアレルギー体質の人によく見られる症状です。
主にかゆみや湿疹などが現れ、症状の度合いは、その人によってさまざまです。
敏感肌は、化粧品などで肌荒れや、赤くかゆみを起こしやすい肌のことを言います。
季節の変わり目だけ敏感肌になる人もいれば、年間を通じて敏感肌に悩まされている人もいます。食生活やストレス、間違ったスキンケアなどで、お肌に負担をかけることで敏感になると言われています。
このように、アトピー肌や敏感肌の人は、肌がデリケートな状態ですので、脱毛時に気をつけておくべき下記のチェックポイントを参考に、クリニックやサロンでしっかり症状を説明した上で、脱毛しても問題がないか相談してみましょう。
<アトピー・敏感肌の人必見!脱毛時のチェックポイント>
- 親身に相談にのってくれるクリニックやサロンを探しましょう
- 顧問医師がいるサロンか、医師常駐のクリニックを選ぶようにしましょう
- 今の肌の状態をしっかり説明できるようにしておきましょう
軽度のアトピー肌であれば永久脱毛も可能!
アトピー肌はその症状が人によってさまざまです。軽度の症状であれば、永久脱毛ができる場合があります。
クリニックのレーザー脱毛やサロンの光脱毛は、毛のメラニン色素に反応して熱を発し、毛根の発毛に関係する細胞にダメージを与えるため、皮膚に多大なダメージを与えるわけではありません。
ですので、永久脱毛がアトピーや敏感肌に影響を与えるとは言えないのです。
こうした理由から、軽度のアトピー肌・敏感肌の人も、永久脱毛をあきらめる必要はないといえます。
ただ、アトピー肌の人で、炎症が広範囲に広がり、患部も傷になっていたり、色素沈着が出てしまっている場合は、永久脱毛ができません。
また、お薬を服用していたり、塗っている場合もお手入れができません。
お肌が極端に弱く、異常がある場合も、脱毛が難しいと判断されます。一度クリニックやサロンに相談してみるとよいでしょう。
自己処理のほうがリスクかも!サロン脱毛が安心な理由
アトピー肌や敏感肌の人も、ムダ毛をそのまま放置しておくわけにはいかないので、自己処理をしている方も多いと思います。
しかし、実は自己処理が肌に負担をかけている場合もあります。
自己処理の度に、毛抜きで毛を抜いたり、T字カミソリなどでシェービングすると、お肌に刺激を与え続けることになり、アトピー肌や敏感肌を悪化させてしまう場合もあります。
軽度のアトピー肌や敏感肌の人こそ、それ以上、症状を悪化させないためにも、クリニックやサロンで脱毛することをおすすめします。
アトピー肌におすすめな脱毛方法は?
レーザー脱毛
レーザー脱毛は、クリニックで行います。クリニックは、医師が肌を診断してくれるのがメリットです。不安な点をすべて医師に説明し、レーザー脱毛ができるアトピーの症状か、その度合いなどもチェックしてもらえます。
また、脱毛中にトラブルがあった際も、医師がいるので安心です。
医療用レーザー脱毛は、出力の高いレーザーを使い、永久脱毛を目指します。効果が高く、効率よく脱毛ができるので、施術の回数が少ない分、肌にかける負担も少ないと言えます。
ただ、強いレーザーは、少なからず肌へ刺激を与えてしまうため、何かトラブルがあった際に医師がいることでトラブルを防ぐことができます。
光(S.S.C)脱毛
サロンで行われる光脱毛に新技術をプラスしたSSC方式脱毛は、光を照射する前に、抑毛効果のあるジェルを塗ることで、光とジェルの脱毛相乗効果をねらいます。
脱毛する際の刺激や痛みが少ないのが特徴で、ジェルに入っている美容成分が美肌に導き、敏感肌やアトピー肌をいたわりながら、脱毛施術ができます。
最近では、脱毛サロンにも、顧問医師がいるなど、脱毛のトラブルにも対応しているサロンがあるので、心配な人はサロンに聞いてみるとよいでしょう。
敏感肌やアトピー肌で悩んでいる人も、正しい知識を身につけて、賢く自分にあったクリニックやサロンを選び、快適で不安のない脱毛を目指しましょう。
ステロイド系の薬を使っている場合は?
アトピーによる炎症やかゆみなどの症状を抑えるため、ステロイド系の内服薬や塗り薬を使っている方もいるかもしれません。 ステロイドは腎臓の上にある副腎で作られるホルモンの一種で、肌の赤みや腫れなどの炎症を抑える働きとアレルギーへの過剰反応を抑制する働きがあります。
アトピーの症状がひどいときにステロイド系の薬を使用すると症状が治まりますが、使用中に脱毛すると次のようなリスクがあると言われています。
脱毛効果が出ないリスク
ステロイド系の薬には、多毛化といって毛が濃くなったり増えたりする副作用があります。塗り薬の場合は塗った箇所が、内服薬の場合は全身の毛が増えてしまうことがあり、脱毛施術を受けても効果が表れにくいです。
感染症にかかるリスク
ステロイドにはアレルギーへの過剰反応を抑制する働きがあるため、使用中は免疫力が低下します。薬を服用していないときより、レーザーや光での刺激に過剰反応することが考えられます。照射時の刺激によって肌荒れを起こすだけではなく、雑菌が入ってしまうと感染症につながる恐れもあります。
通院している場合はお医者さんに確認しておく
ステロイド系の薬を使用している場合は、様々なリスクがあるため基本的に脱毛はできません。脱毛したい方は、脱毛期間中だけ薬の使用をストップする必要があります。サロンによっては服用を中止してから1ヶ月~2週間程度経っているのであれば脱毛施術することも可能です。
ただし、もともとは肌の治療のために薬を服用しているはずなので、自己判断で使用をストップするのはあまりおすすめできません。脱毛サロンやクリニックのなかには、服用中でも医師の同意書があれば施術できるところがあります。皮膚科に通院中の方は自己判断で薬をやめたりせず、事前にお医者さんに相談してください。
ステロイド薬の使用中に脱毛施術を受ける場合は、当日の塗り薬の使用は控えてください。お医者さんに正式に許可をもらっていても、施術当日に薬を塗ってしまうと照射時にトラブルが起こる可能性があります。