• 脱毛まめ知識
  • ここでは脱毛を中心に、美容にまつわる様々なまめ知識をご紹介します。 「脱毛後は○○してもいい?」「○○をしたら脱毛できない?」など、脱毛に関するお客様の疑問にお答えします。他にも、脱毛の歴史や美容のトレンド情報も掲載。 知っていると役立つ知識で、あなたのキレイをサポートします。

毛周期とは?脱毛を効率的に進められる周期について解説

脱毛は、毛の成長サイクルである「毛周期」に合わせて進めることが大切です。早く脱毛を終えたいからといって毛周期を無視して照射を繰り返しても、脱毛効果は変わりません。むしろ効率が悪く、お金や時間を無駄にしてしまうかも…。

 

今回は、脱毛をスムーズに効率よく進めるために重要な毛周期について解説します。「すでに通っているけれど脱毛効果が出なくて不安」という方も、毛周期についてあらためて理解を深めましょう。

 

毛周期は4つの期間に分けられる

毛周期は4つの期間に分けられ、各期間にはそれぞれ役割があります。脱毛をするうえで毛周期を知ることはとても大切です。最初にしっかりと確認しておきましょう。

 

成長前期

成長前期は、毛根にある毛乳頭(もうにゅうとう)のなかの毛母細胞(もうぼさいぼう)が活発に細胞分裂し、毛が成長していく時期です。脱毛効果を発揮するためには、この毛乳頭にダメージを与え、毛母細胞の細胞分裂を止めなければなりません。

 

この成長前期は脱毛において最も効果を得られる時期です。メラニン色素が濃く毛根が浅い場所にあるため、光がしっかりと届いてダメージを与えることができます。

 

成長後期

成長後期は、毛が伸びて肌の表面に出ている時期です。毛は永遠に伸び続けることはなく、ある程度の長さに達すると自然に抜け落ちます。毛が抜け落ちる直前までの期間が成長後期です。

 

成長後期にあたる毛は体全体に見えている体毛のうちの20%程度だといわれています。脱毛完了(100%)に達成するためには、最低でも5回の照射が必要になると考えておきましょう。

 

退行期

成長後期の毛が抜ける時期が退行期です。毛の成長は止まり、徐々に弱っていき、毛根から毛が離れて抜け落ちます。そのため光脱毛の光が毛根に届かず、脱毛効果は得られません。

 

休止期

退行期の毛が完全に抜け落ちた状態が休止期です。休止期の時期は長く、次の毛が生えてくるまで2ヵ月~1年程度かかります。毛穴に毛がないため、退行期に照射しても毛根にダメージを与えることはできません。

 

効果的に脱毛できる周期は?

次に、効果的に脱毛するために最適な周期を解説します。

 

成長期の毛を見分けるのは至難の業

先ほども説明したように、体全体の体毛のうち20%程度が成長期であるものの、正確にどの毛が成長期か見分けるのは非常に難しいものです。脱毛サロンやクリニックのスタッフでも、見ただけではどの毛が成長期かはわからないのが本音です。

 

2〜3ヶ月周期だと脱毛効率が高い

こちらも前述の通り、成長前期から次の成長前期を迎えるまでは約2ヵ月~1年間かかるといわれています。光脱毛の施術をしてから2ヵ月経つ頃に成長前期の毛が生え始めるため、この時期に再度照射すると多くの毛にアプローチすることが可能です。ただし、毛周期も確実なものではないため、2~3ヵ月程度の幅を持たせた周期で脱毛すると効率よく進めていけるでしょう。

 

生活習慣の乱れは毛周期の乱れにつながる

毛周期は生活習慣の乱れやストレスなどにより乱れてしまいます。また、生理や妊娠、出産などによるホルモンバランスの変化でも毛周期は乱れてしまうものです。

 

毛の主成分であるタンパク質や、毛の成長促進に必要なビタミン、ミネラルをバランスよく摂取してください。さらに、暴飲暴食を避けて十分な睡眠を取ることなども意識してみましょう。

 

毛周期は毛の濃さや長さで異なる

一般的な各部位の毛周期は、以下の表のとおりです。

 

部位 成長期の期間 退行期・休止期の期間
髪の毛 2~6年 3~4ヵ月
1~2ヵ月 2ヵ月
ワキ 3~5ヵ月 3~5ヵ月
VIO 1~2年 1年
3~4ヵ月 3~4ヵ月
ひざ上 4~5ヵ月 3~4ヵ月
ひざ下 3~4ヵ月 4~5ヵ月

 

毛周期は、毛の濃さや長さによっても異なります。毛が太く長さのある髪の毛は2~6年と成長期の期間が長く、VIOも他の部位と比べると成長期の期間が長くなっています。脱毛効果が発揮できない退行期と休止期の期間も1年と長めです。

 

毛周期が長い毛ほど成長期の毛が生えてこないため、脱毛が長引いてしまいます。毛周期の乱れも脱毛期間に関わってくるため、規則正しい生活を心がけてみましょう。

 

脱毛の周期についてよくある質問

脱毛の周期を毛周期に合わせることが大切なのは理解できても、実際の施術では疑問点や不安点がきっと出てくることでしょう。ここからは、脱毛の周期について寄せられる質問についてお答えしていきます。

 

脱毛の効果が弱まった気がする

脱毛の効果が弱まったと感じるのは、毛が生えそろう前に照射していることが原因に挙げられます。脱毛は4~6回目あたりから脱毛効果を実感できるようになり、その後徐々に毛が薄くなって、生えてくるペースも遅くなる方がほとんどです。毛が生え揃っていないと成長期の毛が少ないために照射しても効果を得られませんので、施術頻度を落とし、間隔を空けて照射すると、効果が復活しやすくなります。

 

毛周期は守らないとダメ?

毛周期を守って照射することが高い脱毛効果につながります。短期間にむやみに照射しても脱毛効果は薄いためおすすめできません。施術回数も消化してしまうため、お金も時間も浪費してしまいます。無駄がなく効率の良い脱毛をするためにも、毛周期を守ることは大切なのです。

 

少し間隔が空いても大丈夫?

毛周期より間隔が空いてしまったとしても脱毛効果は下がりません。しばらく通うことができないと毛が生えそろってくるため脱毛効果が薄れたと感じるかもしれませんが、成長期を迎えて毛が伸びてきただけのことです。むしろ、しっかり生えそろっている状態で照射した方が多くの成長期の毛にアプローチできるので、間隔が空いても問題ありません。

 

SHR脱毛はなぜ2週に1回のペースで脱毛できるの?

SHR脱毛は毛周期に関係なく脱毛効果を得られる脱毛方法です。発毛を促す器官である「バルジ領域」にダメージを与えることで将来生えてくる毛を減らすため、いつ照射しても問題ありません。そのため最短2週間に一回のペースでの照射も可能です。光も低温なので肌への負担が少なく、高頻度で照射できます。

 

ただし、高頻度で照射したからといって通常よりも早く脱毛できるとは限りません。脱毛効果については個人差があることを理解しておきましょう。

 

脱毛期間中の注意点

光脱毛をスムーズに進めるためにも、脱毛期間中は2つの注意点を守りましょう。

 

自己処理はシェーバーで

脱毛期間中は毛が生えたり照射したりを繰り返します。施術前には自己処理する必要もありますし、洋服のデザインなどによってはムダ毛を剃っておきたいものですが、自己処理はカミソリではなく電動シェーバーを使いましょう。刃の振動により肌表面の毛をカットして処理するため、ケガや肌トラブルを防止できます。

 

日焼けをすると火傷しやすくなる

日焼けをした肌に照射すると熱により火傷しやすくなるため危険です。日焼けの状態によっては施術を休まなければならない場合もあります。脱毛期間中は日焼け止めクリームや日傘、帽子などを活用して、しっかりと紫外線対策をしましょう。

 

毛周期を把握して効果的に脱毛しよう

光脱毛を効率的に進めるためには、毛周期が深く関わってきます。脱毛する部位によっては毛周期が長く、脱毛完了まで時間がかかることもあるでしょう。

 

しかし、早く脱毛を終えたいからといって毛周期を無視して高頻度で照射しても脱毛効果は変わりません。むしろ肌への負担やお金を無駄にしてしまうことになります。

 

脱毛は、毛周期に合わせて一定の間隔を空けて通うのがもっとも効果的です。これから脱毛を始める方や効果が出なくて悩んでいる方は、ぜひ毛周期を意識してみてください。

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